針治療の歴史

針治療の歴史

針治療は灸治療と並んで、東洋医学の代表的な治療法方です。
体外からの刺激により体の不調を整える事を主な目的としています。
 しかし発祥の地である中国には、文献が全く残っていません。
 何故なら中国は政権が変わる時はクーデターや革命が主な主導者交代の方法であり、前の政権の関係者は尽く死刑になったりしています。
 当然あらゆる文献も消去の対象となっており、医学書も例外ではありませんでした。
 ですから師匠から弟子に受け継がれた技以外に、伝授の方法がありません。
 戦後昭和の中頃、日本の正倉院で鍼灸治療の本である「黄帝内経」と言う文献が見つかった時には、大変な騒ぎになりました。
 なんせ本家の中国ですら無い本だからです。
 正倉院にあったのは写本であり、いわゆるコピーだったのですが、それでも大変に貴重であり、現在でも普通時は閲覧禁止の保管庫に入っています。
 この本では秦の始皇帝が鍼灸師に色々な質問をして、鍼灸師がこれに答える形の問答集となっています。
 利用する針の形状や使い方をはじめ、症状の違いによる治療の方法などが詳しく書かれています。
 でも「黄帝内経」はあくまで始皇帝が質問した内容しか答えてない訳ですので、鍼灸治療の全貌が解る文献ではありません。
 中医学は学問として学ぶにあたり、ここに大きな壁があるのです。

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